【相続人が多数で不明】数世代にわたり名義変更されていない寝屋川の空き地、戸籍を辿り15名の相続人と交渉・契約した事例


今回は、弊所が、被害を受けているお隣の住民様の「相談窓口・交渉役」として入り、最新の法律に則って隣地の問題(相続人15人)を解決まで漕ぎ着けた実例を解説します。

1. 今回のご相談:寝屋川市大利町周辺の「お隣の土地」を買い取りたい
ご相談に来られたのは、寝屋川市大利町の住宅街にお住まいのB様。
隣にある約25坪の空き地から竹や雑草がB様の敷地へ激しく越境し、夏場は害虫の住処になっていました。さらに、古い物置が台風で倒れかけており、B様の自宅を直撃する危険性がありました。
  • 相談者の状況:お隣の所有者は数十年前に亡くなった高齢女性。子供はおらず、どこに親族がいるか全く分からない。
  • B様のご希望 :トラブルの根本解決になるなら、いっそ自分がこの隣地を買い取って、自宅の庭や駐車場として広げたい。
B様から「安全のために隣の土地を自分が買い取る方法はないか」と、弊社へ仲介・交渉のご依頼をいただきました。

2. 仲介・交渉役としての私たちが実践した「戸籍を遡らない」買収実務
私たちはB様の代理人ではなく、あくまでお隣の土地の問題とB様の間に入る「公平な仲介・交渉役」として動きました。
① 「登記簿」の確認と、代表者1名へのピンポイントアプローチ
まず隣地の登記簿謄本を取得。名義人は大正生まれの方でしたが、地元の聞き込みなどから、現在も辛うじて連絡がつく「親族の代表者1名」を特定しました。
その代表者の方にお話を伺うと、「実は親族(相続人)が全国に15人も散らばっており、誰も全貌を把握していない。話し合いもまとまらないので、売りたくても売れずに放置していた」という本音が分かりました。
② 裁判所を活用する「所有者不明土地管理命令」の申し立て
15人全員を探し出して遺産分割の話し合いをさせ、全員のハンコを貰うのは、時間もコストもかかり現実的ではありません。
そこで弊所は、B様(隣地を購入したい利害関係人)が裁判所に申し立てを行う形を取り、「所有者不明土地管理制度」 を活用しました。これは、一部の相続人が不明、あるいは全員が非協力的で土地が放置されている場合、裁判所に「土地管理人(弁護士など)」を選任してもらう制度です。
これにより、行方の分からない相続人を1人ずつ探す必要がなくなります。
③ 土地管理人(裁判所)とB様との間で売買契約を結ぶ
裁判所から選任された「土地管理人」は、放置された土地を処分する法的な権限を持ちます。
私たちは仲介役としてこの土地管理人と折衝し、「近隣に危険を及ぼしており、隣人のB様が適正価格での買い取りを希望している」旨を提示。
15人の相続人を探し出して個別に売買交渉をする代わりに、裁判所の許可を得た土地管理人が、15人の代表としてB様との間で売買契約を執り行う形で実務を進めました。

3. 結果:隣地はB様の所有となり、敷地が広がりトラブルも解消
申し立てから約半年。裁判所の許可のもと、B様はお隣の土地を正式に購入することができました。
購入後、B様の手によって古い物置は解体され、雑草も根こそぎ処分されて綺麗なプライベートガレージへと生まれ変わりました。売却代金は、土地管理人を通じて法的に処理(供託など)されるため、B様が購入後に親族間のトラブルに巻き込まれるリスクは一切ありません。

4. 隣の土地を買い取りたいとき、なぜ弊社のような交渉役が必要なのか?
2023年の民法改正により、所有者不明の土地を「裁判所の許可を得た管理人が代表して売却できる」という強力なツール(所有者不明土地管理命令)ができました。しかし、これを一般の方が個人で裁判所に申し立てたり、適切な買取価格の交渉をしたりするのは専門知識がないと不可能です。
弊所が「仲介・交渉役」として入ることで、以下のメリットが生まれます。
  • 面倒な戸籍調査や15人の親族間の話し合いをスキップし、裁判所を通じた確実な購入ルートを提案できる
  • 裁判所や選任された管理人(弁護士等)とのやり取りを、不動産のプロとして円滑にサポートできる
  • 隣人としての要望(価格や引き渡しの状態)を中立な立場で交渉し、円満な売買契約を成立させられる

5. まとめ
隣の土地が数世代にわたり名義変更されていなくても、今は「戸籍を遡って全員を探し出す」必要はありません。法律の力を借りて、スマートに隣人が買い取って解決できる時代です。

【寝屋川市密着】隣の土地や近所の空き地を買い買いたい方は、当社にお任せください
今回ご紹介した事例のように、隣の土地の買い取りは、決して「難解なトラブル案件」ばかりではありません。むしろ、「売りたいけれど、どこに相談していいかわからない」と困っている所有者様と、「敷地を広げたい」と願うお隣様を、弊所の丁寧な仲介によって結びつける「お互いにとってハッピーな取引」がほとんどです。
  • 「お隣さんが高齢で、そろそろ土地を処分しそうだけど、どこに相談すればいい?」
  • 「近所の空き地が売りに出される前に、直接交渉して駐車場にしたい」
こうした思いがある方は、ぜひ一度、寝屋川市で地域密着の営業を続けている弊所にご相談ください。
桜木不動産事務所は、寝屋川市内の土地特性や相場を熟知しています。名義人の調査から、お相手に不快感を与えないプロとしての誠実な売買交渉、そして安心・安全な契約書の作成まで、一貫してサポートいたします。
まずは「あの空き地、いくらくらいで買える?」というご相談だけでも大歓迎です。地元のプロに安心してお任せください。
コードを入力してください。:

メモ: * は入力必須項目です